クリシュナの聖地へ~アーメダバード③~
ドワラカはクリシュナが作り治めた街です。
クリシュナとはインドの神様で、この宇宙を維持しているビシュヌ神の化身です。
ちなみにヒンズー教の中ではブッタもビシュヌの生まれ変わりとされています。面白いですね。
街ではホーリーの準備が着々と。
これなんだか分かりますか?
これは牛の糞を乾燥させたものを積み重ねたものです。
夜にはこれを盛大に燃やします。こんな感じです。
この燃やされてのはホリカというホリーの起源となった女性です。
この火の周りを時計回りに三周します。
インド神話ですが、プラハラードという人が、その家族からは敵神とみなされていたビシュヌ神を信仰していました。家族が止めても進行をやめないので、彼のおばであるホリカはプラハラードを焼き殺そうとします。しかしプラハラードはどんな火からも守られる加護をビシュヌから受けていたため、逆にホリカが焼け死にます。つまりこの儀式は、ビシュヌを信仰する為に、鬼とみなされているホリカを燃やしているのです。
ホリーは色水をかけあうだけの祭ではないんですね。ヒンズー今日の奥深さを感じました。
この日は他にこんな寺に観光に行きました。
巨大なシヴァの像。
ここは、インドにも15個しかない真のシヴァリンガが祭られています。
凄い行列だった。。。。
この日は早めに就寝し、朝早くからのホリーに備えます。
次の日の朝にはジャガットマンディアドワーガットヒッシュというクリシュナの聖地である寺へ参拝に行きました。
もうね、熱気がすごかった。神の為にそこまでハイテンションになれることを、僕は素直に理解はできませでした。みんな行列を作りクリシュナの名前を叫びます。
昼頃にちーたんの家族と合流し、クリシュナを讃える歌を数時間歌い続けました。
小さなシンバルの様な楽器を鳴らし、円になって歌う。
中心では数人がダンスを踊る。僕も踊ってみました。
押しにシャツを巻いていたので、周りからは「クリシュナスタイルだ!」ともてはやされ、円を回りながら色粉を顔に役もやらせてもらえた。
一味違うホーリーを経験した。許されるならいつかまたホリーの時期に訪れたい。